BRM903鬼怒川温泉300感想

10月の400ブルベの前哨戦としてオーバーナイトの300ブルベを選んだ。結果としては過去最高に辛いブルベになった。

天気予報では雨は深夜には降らないけど、朝方栃木県は降りそうな感じ。時間を遅らせた方が雨は降らない予報だけど、帰りの電車の時間を考えると朝スタートは厳しい。なので予定通り0時スタートとした。

また気温も22度ぐらいで寒そうに思えたので、モンベルのジオラインLWをインナーにした。

ナビゲーションは新しいiGS630を使った。公式にはRWGPSルートが出てこなかったので、久々に真面目にキューシートからルートを引いた。これを自作のコンバータでCNXファイルに変換しサイコンに入れた。バックアップは慣れたOruxMapを入れたDIGNOを用意し、シリコン製のスマホハンドルマウントも持っていくことにした。

輪行の行き先を行徳駅にするか市川塩浜駅にするか悩んだ。行徳駅ならスタート地点は近いけど都心の地下鉄を乗る必要がある。市川塩浜駅だと乗換が多い。結局早く着きそうな行徳駅にしたけど、日比谷線も東西線も都心部は思った以上に混んでいた。りんかい線、京葉線経由で市川塩浜駅に行けばよかったかも。

ライド

9月2日は17時にテレワークを終了し1.5時間ほど寝た。その後夕食を食べて出発した。行徳駅で輪行解除し、Googleマップを見てコンビニに移動。出発まで時間があり、持ってきたおにぎりを食べながら念のためキューシートのスタートコンビニを確認したら間違っていた。セブンイレブン行徳駅前二丁目店で買い物をしたが、正しくはセブンイレブン行徳駅西店(またはローソン行徳駅前二丁目店。絶対紛らわしい)だった。間違いに気づいたところでもう一人ランドヌールが到着したので二人でセブンイレブン行徳駅西店に移動。そちらにはもう一人準備されていた。


0時スタートで申請したけど結局レシート時間がスタートになるから遅れても問題ないけど、何となく慌てて一本満足度と干し梅を買った。9月3日0時1分。これをバッグに詰めてスタートした。セブンイレブン行徳駅西店を0時スタートしたのは3人。

気温はサイコン読みで21~22度ぐらい。予想通りの低さだったが、湿度が高いのか暑さを感じた。モンベルのインナーはサイズが合っておらず少しだぶついているのもよくないのか熱が抜けない感じ。裾をまくって半袖状態で走る。

ポイント8で側道に入るのが正しいルート。間違えないようにRWGPSのキューシートにも入れておき、サイコンのナビ画面にもウエイポイント表示はされていたが、サイコンには緩いカーブに見えるため転向警告を出してくれず、ウエイポイント接近警告音などもないため、あえなくスルー。途中で気が付いたが後戻りできないアンダーパスだったので抜けてから歩道を通って本ルートに戻る。

ポイント15は歩道を通るというキューシートの説明で、ここはサイコンのウエイポイント表示で気が付いた。自転車通行禁止の看板はなさそうだったが歩道へ。新大利根橋は地図の川幅部分だけでなく広い河原をまたいだ橋になっており、走ってみると長い。車道も広くないし確かに歩道走行の方が安全だと思った。

ポイント17は大通りの少し前の交差点で地元道に入る場所だがここでミスコース。すぐに気づいてUターン。ここから一気に田舎道になり信号がなくなる。ここで再度ルートミス。河原のサイクリング道路に進んでしまった。これはナビのせいではなく夜だからミスした感じ。逆走して本コースへ戻る。

3時7分にPC1のコンビニ到着。グロス速度21.3Km/h。なかなか早い。田舎道で信号が減ったこともあるが、あまり心拍数を気にせず踏んでいた感じはある。PC1が約66Kmぐらいで200ブルベより遠く、思った以上に疲れを感じたので早々とコーラとどら焼きを買って食べる。15分ぐらい滞在して出発。

その後も信号が少ないので快調。ただモンベルは暑い。21度ぐらいなのに。道はところどころ濡れているところもあるが、霧ぐらいの雨粒しか感じない。

この辺りでサイコンの地図にウエイポイントが表示されていないことに気づく。PC1は出ていたはず。変換失敗の可能性もある。

4時30分ぐらいから眠気を感じてきた。最初に買った干し梅を食べると食べた時は良いが、眠気が飛ぶほどではない。仮眠ができる場所がないか考えながら走るがお店は開いていない。椅子のある公園を探しながら走り、暗くてよくわからないけど公園があったので椅子に横になった。暗くてわからなかったが、コンクリートのイスが冷たくて寝れず10分ぐらいで出発した。

相変わらず眠さは取れないまま走り、5時44分にPC外のコンビニにピットイン。朝飯を食べれば改善するかなと考えた。もともと鹿沼あたりのコンビニで朝飯を食べるつもりだったが予定していたところより前にコンビニに入った。ここでミックスサンドとアップル100%ジュース500mlを一気飲み。でも食べたぐらいでは眠気も取れず。13分ぐらい滞在しソルティライチをボトルに詰めて出発。

6時37分にPC2の板荷駅に到着。読み方は「いたに」か「ばんか」かなぁ、と思ってググったら「いたが」だった。スタートからのグロス速度19.3Km/h。だいぶ落ちた。ブルベカードとともに写真を撮った後、駅舎内のイスで仮眠しようとしたが、頭を置くところがなく仮眠には至らず。10分ぐらい休み、自販機のダイドーデミタス缶コーヒーを一気飲みして出発。


その後サイコンのクライム機能が発動し今回のルートで数少ないヒルクライムをこなした。gpxの標高情報を元にしていると思うが、RWGPSはトンネル部分も山岳の標高値が入っているので最後が正確なヒルクライムポイントにならない。

明るくなってきたからかヒルクライムをこなしたからかわからないが、この辺りでやっと眠気が収まってきた。今市市を越えたあたりの旧道で気持ちの良いダウンヒルを下り、鬼怒川あたりの往路と復路が重なるところで二人ほどスライドし、PC3へ。

8時20分にPC3の鬼怒子の像に到着。スタートからのグロス読度18.9Km/h。速度は落ちたがそれでも9時になるだろうという予想より早く着いた。写真を撮り、サイコンのナビを復路ルートに変更し出発。回復狙いで金グリも投入。眠気はなくなったが手の痛みがある。左膝も少し違和感がある。相変わらず手に荷重がかかりすぎ。状態を起こし、腰も入れて踏めるように、サドルを前にしハンドルを上げる。少し改善した。





復路を出てすぐに自転車ラックのあるコンビニがあったので、トイレ休憩と再度朝飯を買う。おにぎりとナナチキレッドを食べる。レッドからい。ブルベでは普通のナナチキのほうがよかった。どちらにせよ唐揚げではなく焼き鳥の方がお腹にやさしかったかも。ドリンクをオレンジジュースに切り替えようと思ったが、なかったのでグレープジュースに切り替え。

その後は下り基調でまぁまぁ順調に宇都宮に入る。暑い。30度を超えている。モンベルインナーは袖をまくり、ジャージも胸を開けて走る。10時40分ぐらいに県庁前に到着。餃子を食べようと思っていたが、出るものが出ておらずお腹の調子が良くなく、暑さもありイマイチ食欲がない。お店はどこも11時開店で待つのも嫌だったので餃子をスルーして宇都宮城址公園へ。

10時52分にPC4の 宇都宮城址公園に到着。スタートからのグロス速度は18.3Km/h。下り基調の割には伸びていない。眠気は強くないが、公園の芝生なら寝れるだろうと考え、ここで25分ぐらい横になる。その後そばぐらい食べれるだろうと、公園近くの蕎麦屋に入り、鴨せいろを食べた。思った以上に鴨が入っていてよかった。ここで食事を含めて50分ぐらい休憩した。

再スタート後ドリンクが減って、暑くなっていたので12時過ぎぐらいにコンビニにピットイン。スタート時にお会いした方とあった。最初に離されて以来だった。雰囲気的には疲れている様子だった。自分もだが。ここでグレープジュースを真水に切り替え再出発。再出発は自分が先だったが、すぐにさっきの方に抜かれて行った。

その後ポイント78で盛大にミスコースした。前半同様ウエイポイント表示がなくなっていて、気付いたらミスコース案内が出ていた。800m、往復で1600m、5分ほど無駄にしてしまった。貧脚には辛い。

お腹の調子はイマイチでコンビニにピットインする。回復を狙っていつもの速攻元気ゼリーを投入。15分ほど無駄にする。

食事後眠気が復活して辛くなってきた。道の駅ぐらいの場所でちゃんと仮眠したかったが、PC1近くの砂沼公園スポーツゾーンの看板に引かれて中に入り、球場近くの芝生で寝ることにする。幸い木の下で日陰になる。芝生が固くて多少チクチクするが我慢できた。ここで50分ほどちゃんと仮眠できた。

仮眠後どうするか考える。15時は過ぎている。残りは65Kmぐらい。4時間ほどで帰れるが、気力がなくなっている。輪行すると関東鉄道常総線(どこ?)下妻駅から武蔵小杉まで2時間2000円ぐらいかかりそう。途中つくばエクスプレスや山手線なり地下鉄に乗換したり経路が複雑。夕方都心を輪行するのもなぁ。と考え、DNFを決断できず、とりあえず出発する。

出発後怪しい雲が増えてきて、濡れネズミの輪行もまずいだろうと心はDNFに傾き石下駅に向かう。この時点で16時ぐらい。残りは60Kmない。駅前で60Kmを4時間で走るのは難しい話ではない、と思い直し、Uターンしコースに復帰してゴールを目指すことにする。幸い雲も通り過ぎて雨は降らなかった。

残り35Kmほど、17時過ぎぐらいにサイコンのバッテリーロー警告が出た。その前に省電力モードに切り替える警告は出ていたが、ゴールまで持たないと判断し、DIGNOに切り替えようとした。が、DIGNOのバッテリー残量が25%ぐらいしかないし、OruxMap V9の操作UIがわからずルートのロードができない。そんなにUIが変わると思っていなかった。完全な準備不足。幸いUSB Type Cケーブルは持ってきたので、モバイルバッテリーからサイコンに給電しながら走ることにする。

利根川を渡ると渋滞が増えてきてスピードが上がらない。ポイント99辺りで最後のゴールにどうたどり着くか考える。iGS630のナビはウエイポイントが表示されておらず、ナビのゴールはコースのゴールではなく、輪行時の市川駅にしているため、ゴールの位置がわからない。最後はiPhoneのRWGPSアプリでゴールを確認しながら走ることにする。スマホホルダーのゴムがフロントカメラを隠すのでFace IDで認証できないので、画面を常時表示する。バッテリーには厳しいが残りは10Kmもない。

走ると車が多くて音声は良く聞こえない。文字も小さくて非常に見にくい。それでも何とか近い方のコンビニに到着し、店名を確認してレシートをもらって無事に19時19分にゴール。よかった。スタートしてからのグロス速度は15.5Km/h。PC4からだとグロス速度は12Km/h。良く間に合ったと思う。

その後市川駅から横須賀線直通で武蔵小杉に帰った。土曜日20時台の久里浜行きの電車はガラガラだった。

最終的には雨が降らなかったのは助かったかもしれない。3年前にナイトライドは経験済みで、日が昇れば走れたけど、今回は辛かった。ナイトライドの難しさを体感した。400ブルベが思いやられる。

悪かった点

iGS630のナビ

ガーミンだとどんなものかわからないが、OruxMapのナビと比較するとウエイポイントを正確に表示・指示してくれないのは良くない。ウエイポイントの警告音が出ないとやっぱり気づかないと思う。転回指示も警告音が出るときと出ない時があり困る。

ウエイポイントが途中で消えたのは、FW的な上限があるのか?スマホのウエイポイント設定画面だと100ポイントぐらいは設定できるので(ちゃんとナビ上に出るかは未確認だが)個数は関係ないかも。変換時にウエイポイントの情報が1行のXMLエレメントにしているが、途中で切られているか?

バッテリーは17時間ぐらいで切れたことになる。省電力モードでどれぐらい伸びるかもう少し試す必要がある。

ルートを行きと帰りに分けて入れたが、途中のPCを見落とす危険性があるためトップチューブにPCまでの距離を書いた養生テープを貼ったが、手前過ぎて見えないし、静止するとお尻をトップチューブ移すので隠れて見えない。ステムに貼るべきだった。が、そもそも夜中だと見えない。

その他ナビ

OruxMap V9はメニューがだいぶ変わって使えない状態になった。Android4.4のDIGNOだと地図上のナビ用フローティングメニューを選ぶとアプリが死ぬので代わりのメニューが必要だが見つからなかった。iGS630に頼らないとすると新たな防水スマホを考えないといけない。

iPhoneによるナビもイマイチ。RWGPSアプリのナビもイマイチなので、こちらはバックアップのバックアップとしてあまり考えないでおくか。

昔は紙のキューシートだけで走ったと聞くが自分には無理だな。

モンベル ジオラインLWラウンドネックシャツ

朝寒く昼暑くなりそうなので、初導入してみたが、今回の気温では暑かった。袖をまくって走ったので腕が日焼けした。サイズも合っておらずだぶついている。身長175cmでLサイズを買ったが、ルーズ過ぎた。秋冬に改めて使ってみる。おたふくのインナーはコンプレッションタイプだけどもう少し緩いのが欲しい。

ポジション

未だに手の荷重が多い。ライド中に色々試した感じだとアップライドにした方が手の荷重が減って足の荷重が増えてペダリングできる感触はある。もっとハンドルを上げてサドルを前に出すか。

コメント

このブログの人気の投稿

ST-M310 シフトレバーのカバー開け

UbuntuのpostfixでGmailにメールを転送する

Ride with GPSで作成したルートのgpxファイルとOruxMapsの関係