xboxのetch化

PS3をメディアプレイヤーとするにあたり、xboxをDLNAサーバ化する。xboxにはxebianを入れていたが、最新版のmediatombのビルドができないので、思い切ってetch化することにする。その際の作業内容をメモっておく。

とりあえずdebianのリリースノートを参考に行う。

aptitudeでkernel-image-xboxをholdする。

source.listのアドレスとetchにする。security用ソースはコメントアウトする。

aptitude update
aptitude upgrade
途中設定ファイルを変更するか?と聞かれたものはyesにしておく。
aptitude install initrd-tools
aptitude install x11-common(xwindowは入れていないが、なんとなく)

実際には動かないが、カーネルも入れてしまう。

aptitude install linux-image-2.6-686
aptitude dist-upgrade
aptitude update

これで最低限のアップデートが完了するはず。xboxのブート設定ファイルである/boot/linuxboot.cfgは変更していないので、元のカーネルでブートする設定のままである。とりあえずブートしてみると、以外にもブートできる。

本当はetchが使っている2.6.18カーネルにしたいけど、sourceforgeにないので、最新の2.6.16を使うことにする。ringサーバから2.6.16.59のソースを入手し、2.6.16のパッチを当てる。/bootディレクトリにetchの2.6.18用のconfigファイルがあるので、これを.configファイルとしてカーネルソースのルートにコピーして、make menuconfigを実行する。Processor type and featuresのSubarchitecture TypeはXboxを選び、Processor familyはPen3を選ぶ。SMPシステムではないのでこの設定をオフにする。Device DriversからI2C Hardware Bus supportのXBOX I2Cをビルトイン設定にする。Graphics supportのnVidia Xobx supportをビルトイン設定にする。これらをビルトイン設定にするには関連するドライバもビルトイン設定にする必要がある。
これらの設定ののち、kpkg-makeでカーネルをビルドし.debファイルを作る。これをdpkg -iコマンドでインストールし、/boot/linuxboot.cfgファイルにブートカーネルとして指定する。従来のブートの設定は残して、以下の記述を追加。

title debian etch
kernel /boot/vmlinuz-2.6.16.59
initrd /boot/initrd.img-2.6.16.59
append root=/dev/hda2
xboxfb y

これで再度起動するとカーネル2.6.16.59のシステムで立ち上がる。

現状の問題点はpoweroffコマンドを実行しても自動パワーオフしない。原因不明。

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