2019年BRM518神流川参加

初の300Kmブルベとしてランドヌール東京のBRM518神流川に参加した。スタート地点が自宅から近く、獲得標高2600mで標準的な難易度という言葉に釣られて選んだ。

気温は24度予想。午後から東南東から3m~4mぐらいの風がある予報。登るときに追い風ならうれしい。雨の予報はなし。

服装は半袖ジャージにひざ上レーパン。LIXADAの安物。Wellclsだと100Kmを超えるとケツが痛いので、こちらをチョイス。結果的にはやはりケツが痛かった。ジャージの下はおたふくの冷感インナー。寒さ対策はSportfulのウィンドブレーカー。結果的にはウィンドブレーカーは終始不要だった。

前日あまり寝れず、実質3時間ぐらいしか寝ていない。

集合場所の等々力スタジアムには5時過ぎぐらいに到着。3月30日と違い、すでに明るくてライトなしで走れる。同日600Kmがあることを忘れていて階段に座ろうとしたが雰囲気が違った。






今回の制限時間は20時間なので19日午前2時までにゴールすればいいが、道の駅上野でグルメを満喫しつつ24時にゴールするぐらいを目標にする。

家を出てハンカチを忘れたことに気が付いたが、予備の日本手ぬぐいがあるのでこれをハンカチとする。よかった。
メカ的にはフロントディレイラーの調子がイマイチよくない。
リアライトは十分持つので終始つけっぱなし。フロントライトは日が落ちてから使えば十分持つ。
サイコンは前回の200Kmブルベで12時間ほどしか持たないことがわかっているので、休憩時に充電する。ナビ用のスマホは12000mAhのモバイルバッテリーで持つと思うが予備は用意しない(今思うと自信過剰)。最初スマホの電源が入らなかったが、単に長押しが足りなかっただけだった。

ブリーフィングでは高麗神社でお祭りがあるので指示に従えと言われたが何時から何時までお祭りがあるかわからないので自分は対象になるか予想できず。

今回も出走組はAで6時ほぼぴったりにスタート。さすがに300Kmに出る人は速い。200Kmの時は遅いと思う人が多かったので早々に単独走行になったが、そんなこともなく他のランドヌールといっしょに走る。平坦な道で30Km/hぐらいで巡航する。

PC1まで85Kmぐらいあるので途中40Kmすぎぐらいのコンビニで休憩しようと思っていたら、ごみ処理場の近くで臭かったのでもう少し先まで行って持ってきた補給食を食べる。

高麗神社あたりで他のランドヌールに追いつかれ、ガーミンの日本地図が入っていないんですよ。という会話をされたが、自分はガーミンではないし、追いつかれた=後ろが速いと思われるので、引きますよとも言えず走り出す。ごめんなさい。

県道30号の新しくできたバイパスに入ったらトラックが多いし、微妙に詰まっているのでトラックの後ろについて40Km/h以上で引いてもらう。あとから思うとこんなことしたから体力がなくなったのだと思う。

PC1のコンビニには9時50分ぐらいに到着。85Kmを3時間50分ほどで走ったので、グロス22Km/h。速い。ちょっとうれしい。が、これが後で響くわけだが。コンビニの目の前はホンダの工場。丘の上に工場があり、ホンダの城下町の城山っていう感じ。中で何やっているか全然見えない。





ここでおにぎり1個と焼き鳥2本とブトウ糖入りゼリーを食べる。補給食としてアンパン4個入りも買う。ドリンクも自家製ポカリがほぼなくなったので900ml買う。かなりの体力を消耗している気がする。トイレも無事に済ます。

10時過ぎぐらいに出発。鉢形城跡は公園の中を通る道だった。これを抜け、玉淀ダムの前を通る。





波久礼駅前の橋を渡るとき川が荒川であることを知る。荒川ってこの辺から続いているのか。ここから本格的な山道に入る。県道82号の丘を越え、高砂橋を渡る。水がきれいで遠くにラフティングのボートが見える。帰ってから確認したらこの辺りから上流がいわゆる長瀞であった。

この後県道13号の最初の峠を越える。さらに太駄中という交差点を通って次の峠に入る。

無事に登り切ったがかなり体力がなくなっている。少し暑くて頭も痛いので水を頭からかぶり冷やす。神川町という地名から神流川が近づいてきた感じ。



ブリーフィングで下りは急カーブになると言っていたが、確かにヘアピンカーブは急だった。トラックも多い。

この後町を通るとついに神流川になる。水がエメラルドグリーン。


通過点にあるデイリーヤマザキでコーラを買う。ロングライドの定番である。ブリーフィングではここからダムまでが8%と言っていたのでのんびり進める。体力も減っているのでガシガシ登れない。






ダム湖である神流湖は水が減っている。上流側にきれいな橋がいくつもあり、バイク乗りが撮影したりしていた。

ダムを越えたら楽になるかと思ったが、越えてもアップダウンがあり結構辛い。すでに体力も限界。登る前は中間地点に1時30分には着く(=20Km/h)なんて考えたけど全然無理。とにかく登りきることだけ考える。神流川恐竜センターに人が集まっていた。何のイベントかわからなかったが、今見たらリニューアルオープンイベントだった。

道の駅の少し前ぐらいに復路のランドヌールがいた。早い。そして13時40分ごろ道の駅上野に到着。グロスで19.6Km/hで来たことになる。15Km/hの時間に対して2時間20分ほど貯金できた。タイムとしては素晴らしいが残りの体力はない。





サイコンを充電状態にして食事を取る。ブルベで初めてのグルメである。が、名物のいのぶた鍋といのぶたソースカツどんは売り切れ。いのぶた丼を食べる。


出てくるまで少し時間がかかった。肉は厚めに切ってあるので食べごたえあり。見た目通り牛丼的味。みそ汁の塩分が体に染みる。

その後アクエリアスを買ってボトルに詰め、トイレを済ませて復路につく。道中撮影しているランドヌールがいたので自分も撮る。


下り基調とは言え登りも多くて速度が上がらない。

速度が上がらず、何人かのランドヌールに抜かる。疲れているからしょうがないかと思っていたが、段差を越えた時にタイヤに底突き感がある。止まって調べると後輪の空気が減っている。4000Kmぐらい乗って、お店の人にもそろそろ交換した方がいいと言われていたけど、このブルベ後に交換かなと思っていたらこの調子。以前もあったけど、パンクしてもチューブレスのおかげでいきなり空気圧が0にならないのは助かる。パンク位置はわからない。とりあえず空気を入れようと空気入れをサドルバッグから出したら、空気入れのピストンが抜けている!よくわからんが空気入れを直さないことにはふもとにも戻れない。無理やりピストンを押し込んだら入ったので空気を入れる。ちゃんと入りそう。いつもより少ないけど走れそうなぐらい入れる。たぶん4気圧超えるぐらいだと思う。

空気を入れたら下りの速度もあがり、無事にふもとのデイリーヤマザキまで戻れた。その後改めてタイヤを確認したら思っていたほど減っていないが、減っているのは確か。ここで初めてマルニのクイックショットを使うことにする。





チューブレスでパンクしたらチューブを入れたら走れる、との記事をよく見るけど、はめずらいチューブレスを路上で外してチューブを入れて、またはめ直すとか絶対無理。なので瞬間補修材が頼み。念のためチューブやタイヤレバーを持ってきているけど。

初めて使うのでカンの説明を見ながらやる。アダプターを取り付けて、カンを振ってアダプターに押し込むだけ。やってみたが何も出ない。と思ったら泡がブクブク出だした。慌てて再度アダプターに押し込み「プシュー」という音がなくなるまで押し続ける。終わったらアダプターを外してバルブを閉める。タイヤを押すと空気圧は増えているので追加で空気を入れる必要はないと判断。アダプターと空き缶は袋に入れる。

その後再度県道13号の峠を越える。つらい。左ひざが痛くなってきて、立ちこぎができない。足が売り切れ体幹がなくなり、手とケツの荷重が増えてきて、どちらも痛い。
フロントディレイラーの調子がだんだん悪くなっているが、リアディレイラーのほうがもっと調子が悪い。1速に入りずらい。前回シフトワイヤーが切れた時の前兆現象と同じ感じ。やばい予感。

疲れているのでちょこちょこコンビニに寄る。プロテイン入りのゼリーとかザバスのプロテイン入りを食べる。他のランドヌールも結構立ち寄っている。皆疲れているのであろう。

PC2前で再度鉢形城跡を越えた時に河原に合戦用の大砲などが見えた。19日の寄居北条まつりの準備と思われる。

https://www.town.yorii.saitama.jp/soshiki/13/58yoriihojofeskaisaikettei.html

PC2には17時40分ぐらいに到着。63Kmを3.3時間ぐらいで来たので、グロス19Km/hぐらい。トラブった割には早い。とはいってももうヘロヘロ。夕食はミックスサンドと焼き鳥とゼリー。疲れて撮影もしてない。タイヤの空気圧は大丈夫。助かった。

18時過ぎに出発。残り85Kmだから15Km/hで6時間ぐらいで着くはず。ケツと手が痛い。腰も少し張りがある。1時間に3分休憩しようと思い走る。向かい風がつらい。19時には真っ暗になりライト2灯体制。VOLT800は明るい。

ディレイラーも本格的に調子が悪くなり、フロントはアウターに入らない。リアも1速に入らない。飛ばすつもりはないけど、インナーのままリアを上げるとチャラチャラ鳴るのでアウターにあげたいけど上がらない。レバーを倒すとトリム状態になり、音が鳴らなくなるので良しとする。リアの1速が使えない点もそこまでの激坂はないので何とかなる。

20時過ぎに飯能のコンビニでゼリーを買う。ただ、何を食べても回復した気はしない。

普段は信号は嫌いだけどこの状態だと信号ストップうれしい。手とケツを休められる。下りはケツを浮かして走る。とにかくケツが一番つらい。たまに立ちこぎを入れたいが膝が痛くて立ちこぎできないのも辛い。

最後府中街道あたりで、リアディレイラーを2回ぐらい倒さないと変速しない状態になる。以前シフトケーブルが切れた時と同じ。ここで切れるとトップのままになるので、溝の口あたりからギアを5速か6速ぐらいにして変速しない作戦にする。スタートが重いけどしょうがない。

その後23時10分ぐらいに武蔵中原駅に到着。駅前にローソンが2つありゴールはどちらかわからない。駅前にはそれらしいランドヌールがいないので高架下に移動しようとリアを変速したら「ガキっ」という音がしてシフトケーブルが切れた。最後まで持ってくれてありがとう。高架下のローソンがゴールとわかりサバスだけ買って受付のジョナサンへ。

認定作業をして、メダルを受け取り無事終了。タイムは17時間14分。その後奥様に電話しようとしたらスマホのバッテリーの残りが2%。モバイルバッテリーで充電しようと思ったらこちらもほぼ空っぽで充電できず。用件だけ話して車で来てもらい、無事に帰宅できた。

振り返り

ペース配分

24時までに帰り着く目標は達成したけど後半ヘロヘロすぎ。ロードバイクは30Km/hで走るものと思っている(し、自分としても気持ちはよい)ので、ついつい速く走ろうとするがもっと自制する必要がある。

ケツの痛み

ケツが痛い点は、サドルとレーパンを考えた方がいい。ついにパールイズミを買う時が来たかなぁ。

手の痛み

手が痛い点は、荷重のかけ方の問題と思う。足を残して手の荷重を減らすかなぁ。分厚いパッドのグローブで回避できる気がしない。

バッテリーの持ち

20時間に対してギリギリ。メインのスマホもかなりきつい。運悪く途中で仕事の電話があったけど、トラブったときに電話の可能性もあるので特別と思わない方がいいだろう。今後はメインのスマホのバッテリー寿命も考えておく必要がある。400Kmに挑戦するときはガジェットの体制を考える必要がある。

自転車のメンテナンス

Stravaで走行距離がわかっていたので、リアのシフトケーブルは寿命が近いことは把握済みだったけど、お金をケチった。前回も今回もちょうど3000Kmで切れた。タイヤも今回は耐えたけど変えておくべきだっただろう。マルニのクイックショットはちゃんと働いてくれたのはよかった。次回も買おう。

コースについて

激坂はないのできつくない。PC1を過ぎたら景色もよくなる。




自分の好みとしてはやはり自然の中を走る方がいい。

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